●●● TOEFLコンピューター・テストの傾向と対策 ●●●
基本的な勉強法
リスニングに関してはアカデミックな内容の長めの文を多く聞くことです。リーディングと同様に語彙力が重要になっ
てきます。たとえば『CBSドキュメント』やケーブル.テレビの『ディスカバリー・チャンネル』などを利用するのもいいでし
ょう。もちろん、単語の意味だけでなくその発音もしっかり覚えておくことです。一般的な日本人は受験英語として時
事英語や社会評論的な英文は読んできていますが、TOEFLでは理系分野の文が多い傾向にありますので、十分
な勉強が必要です。同時に、画面上の長文を読むことにも慣れる必要があります。百科事典のウエブサイト http:/
/www.encyclopedia.com/ http://www.encarta.com/ http://www.britannica.com など、でTOEFLに出そうな項
目を検索して読むのも、対策の一つです。
最近の出題傾向
TOEFLを主催するETSは、実施テスト内容を公開していません。Barron'sやCliff、ARCOなど海外の教育系出版社
が発行している参考書なども現在の試験内容の実状に即していないのが現状です。最近の受験者の話を総合する
と、実際のテストで出題される文章やリスニングの会話のそれぞれのセンテンスが長くなってきている傾向があるよ
うです。コンピューター試験化されたこともあり、試験内容の非公開傾向は強まるでしょう。ふだんから英文を読むこ
とを心がけ、速読力を養成することをおすすめします。
コンピューター・テストの特徴
コンピューターニアストの大きな特徴のひとつとして"Computer Adaptive Testing" と呼ばれる出題方式が採用され
ていることがあげられます。これは、受験中に受験者の実力をコンピューターが白動的に判定し、それに見合ったレ
ベルの問題が出題される仕組みになっています。難易度はスコアにも影響しますので、始めのほうの設問でいかに
多く正解を出すかが、ポイントになるでしよう。また、この方式が採用されているのは、リスニングとストラクチャーセク
ションに限られています。その為、これらのセクションでは、解答を確定 (Answer Confirm)してしまうと、あとからそ
の問題に戻ることも、解答を変えることもできません。
効率的な勉強方法は?
英語力は「インプットの絶対量」である程度決まります。このレベルで最適な勉強方法は、「インプットの絶対量」を増
やして、かつ基礎を固める以外にはありません。具体的にいちばん効果があるのは、中学・高校の文法やリーダー
をもう一度復習すること。「急がばまわれ」の考え方で文法や語彙、単語は基礎からやり直すほうが、結果としてそ
の後の英語力の伸びを大きくします。また、リスニングに関しては、市販のテープを繰り返し聞くこと。できればトラン
スクリプト(録音原稿)のついたもので、読めば内容がすぐわかる程度の簡単なレベルから始めることです。続けてい
けば、徐々にレベルが上がっていくのを実感できると思います。
ただし、中には英語の勉強方法が身についていない為、自分の弱点がどこかもわからない場合があります。また、
文法のように、独学ではなく指導を受けた方が解りやすいものもあります。自分である程度やってみて、それでも力
がつかないと思った時は、指導を受けることで、思ったよりも早く疑問点や不明な点を解決できることもあります。
尚、TOEFL133点が、アメリカの短大に入れる、最低のラインですが、このスコアでは、入学できたところで単位を取
ることができない事態もあり得ます。入学後のことも考えて、少なくとも213点以上の高い英語力を身に付けることを
目標にしましょう。
TOEFLの勉強は、日本で?それともアメリカで?
語学学校に長期間通うことができる時間的・金銭的な余裕がある場合は、アメリカで1から勉強するのも一つの手段
です。日本の英語教育の特色から、日本人は文法に強く、コミュニケーションに弱いという一般的傾向があります。
この理由で日本人が海外に語学研修に行くと、コミュニケーション能力の低さからレベルの低いクラスに振り分けら
れることが多いのですが、低いクラスに入ってしまうと、あまりにも簡単な文法を毎日勉強しなければならない、とい
う事態になります。
語学研修には、日本以外にも、文化や教育制度のちがう国から参加者が集まります。各国の学生の英語教育のバ
ックグラウンドはさまざまで、日本人の一般的傾向とは反対に、リスニング能力にたけ、コミュニケーションに不白由
なさそうにみえても、体系的な勉強が足りずに文法のテストをすると高い点数が取れないタイプの人たちも多数いま
す。日本人学生は一般的に、文法の基礎はおさえていますから、初級クラスに振り分けられると、初歩的な文法学
習のやり直しとなり、必ずしも日本人に最適な英語教育とは思えないケースも多くあります。日本人にとっての
TOEFLの最良の学習方法は、やはりアメリカで英語環境に身を置いて耳を英語に慣らしながら現地でスコアを上げ
る為のテクニックを学ぶことが一番です。TOEFLの勉強は、英語で勉強した方が理解しやすい内容と、逆に日本語
で勉強をした方が断然効率よく学べる内容があります。時間の無駄を省く為にも、独学で地道にコツコツと長時間勉
強するよりも、一度はTOEFL教育のプロの授業を受けてみて、テスト対策のコツを掴んでしまうのがよいでしょう。一
度コツが分かれば、その後はトレーニングあるのみです。
ある程度のレベルまでの文法事項などは、日本語で習った方が効率的な場合が多いのも事実です。アメリカの大
学に留学する場合、短大であろうと、4年制大学であろうと、高度で総合的な英語力が要求されます。この点から
も、基本的な英語力は日本で習得して、現地の語学学校は、大学進学のウォーミングアップに利用することをおす
すめします。
TOEFL 250点を目指す為の勉強方は?
250点まで上げるには、語彙力の増強と、ハイレベルな文章内容に慣れていく必要があります。語彙力の増強とい
っても、単語帳の暗記だけれは対処が難しいと思われますので、対策としては、"Newsweek"や"TIME"などの英文
雑誌をできるだけ多く読んで、フォーマルな文体・文章に慣れると同時に、語彙力・表現力をつける必要があります。
これらの雑誌からできるだけ幅広い分野の記事を選び、一度きちんと精読をします。辞書をしっかり引いて、内容を
正確に理解してください。内容を理解したうえでもう一度最初に戻り、今度はその文章を意味のまとまりごとに頭か
らすらすら読めるようになるまで、繰り返して読みます。この繰り返し読みを通して、文のつなぎ・パラグラフ展開に慣
れるとともに語彙力・表現力を確実につけることでスコア250以上の獲得が可能になります。
目安として、日本の英語教育だけを受けて大学受験を経た人が、特にTOEFL対策をしないで受験した場合、195点
前後が取れれば、かなり高いレベルの英語力を持っている、ということになります。これを250にまで上げるためには
まず、実際にTOEFLを受験し、スコアの内訳をみてみましょう。学校教育だけで勉強してきた人の場合、リスニング
が弱い人がほとんどですが、これは、英文を聞く機会をなるべく多くつくり、慣れるしかありません。また、文法が弱
い人の場合は、満点を取るつもりで徹底的に勉強しなければなりません。ある程度の勉強が結果に結びつくのが文
法セクションの特徴です。リーディングが弱い人の場合は、まず対策本を当たることをおすすめします。というのも、
TOEFLのリーディングでは、アメリカの歴史、白然科学分野などから多く出題され、時事問題などは出題されないと
いう傾向がはっきりしているからです。また、たくさん読むほど、よく使われる「動態を表す語彙」や「形容詞」がつか
めるようになってきます。
TOEFLのライティングの出題傾向は?
まずトピックに対する設問は以下のものに大別されます。1)賛成か反対かを問うもの、.2)比較・対照、必要性、方
法を問うもの、3)選択肢の中からひとつ選ぶもの、以上の3種類です。トピックは、学生生活、教育、趣味、地域の
住環境、環境保護など、実に幅広く出題されます。たとえば「財を得た者が人生の勝者である。是か非か」「あなた
の学校に100万ドルの寄付があった。どのように使うべきか」「あなたの地域に最も必要な人は何か、次から選び、
理由を説明せよ。医者・弁護士・教師」など。いずれの場合も「是」か「非」だけではなく、自分が「なぜ」そう考えるの
かを論理的かつ簡潔に述べることが大切です。ふだんから社会の出来事に目を向け、それに対する自分の考えをま
とめることを習慣づけるとよいでしょう。
TOEFLのライティングのよい対策は?
日本人の論述方法は起承転結が基本ですが、欧米ではちがうスタイルが用いられます。まず、エッセーの初めに質
問に対する自分の考えや意見を述べます(Introduction)。そして次にその意見をサポートする具体例を1〜2あげま
す(Body)。最後に冒頭にあげた白分の考えを言い換えてまとめます(Conclusion)。具体例は自分の経験に基づくも
のがよいでしょう。そこでおすすめするのが日記を英語でつけることです。個人的な経験を題材に白分の考えを英語
で書くことで、かなり力がつくはずです。また、ふだんから物事を英語で考える習慣をつけるのも効果的といえます。
ただし、実際のエッセーでは、"As you know ……" などの表現は避けるよう注意してください。アカデミックな英語
では使いません。また、30分の制限時間はすべて使いきってください。書き終えたら必ず読み直し、文法や綴りにま
ちがいがないか、全体が論理的かどうかをチェックすることが大切です。
TOEFLのライティングは、スコアにどう影響する?
ライティングテストの採点は2人の担当者によって行われ、規定の評価基準を基に白紙に近い状態を除き1・Oから
6・0までO・5ポイント単位で評価されます。白紙あるいは、トピックそのままを書いた場合を除き0はつかないのがふ
つうです。2人の評価に大きな差がある場合にのみ、第三者が採点に加わります。コンピューター・テストでは、ライ
ティングのスコアはストラクチャーのスコアと合算され、Structure/Writing Scoreとして採点されます。比率は50%ず
つといわれています。スコアは試験が終了するとすぐその場でコンピューター画面上で確認できます。ただし、ライテ
ィングはその場で採点することができないため、ライティングで最高スコアを取った場合と、最低スコアだった場合に
分けて表示されます。コンピューターテストのスコアは40から300で評点されます。算出方法は、すべてのセクション
の合計スコアに10をかけて3で割ります。たとえば、リスニングが22、ストラクチャー/ライティングが3〜23、リーディ
ングが22だった場合、表示されるスコアは157から223になります。正式なスコアが出るまでには2週問ほどかかり
ます。
算出例 :
最低スコア 22+3+22=47 → 47x10÷3=157
最高スコア 22+23+22=67 → 67x10÷3=223
TOEFLテストの時間配分の対策は?
まずは市販されている問題集の模擬試験でコンピューター・テストに憤れることから始めてください。教材としては、
TOEFLを実施しているETS (Education Testing Service) が発行している、
"POWERPREP"がよいのではないかと思います。2つのサンプル試験が収録されていますので、それで時問配分し
てみてください。リスニングや文法では、受験者の実力によって問題の難易度が変わり、スコアにも影響します。ア
ドバイスとしては、最初の3,4問を若干慎重に、残りはあまり迷わず思いきって解答することです。自分の実力の
100%の結果を期待するのではなく、80%出せるような心構えで試験に臨みましょう。また、集中力が勝負ですから体
調には万全を期すことも忘れずに。
社会人に最適なTOEFL勉強方は?
英語力は「インプットの絶対量」で決まります。リスニングとリーディングは毎日やりましょう。リスニングに関しては、
通勤時問を利用してテープを聞きます。リーディングに関しては、「3回リーディング」をおすすめします。1回めは、通
勤電車の中などで通読。辞書を使わずにわからない単語は意味を類推しながらそのまま読み進めます。2回めは精
読。これは週に2,3回、辞書を引いて確認しながらしっかり読む作業です。3回めは速読。1回めよりも早く読む作業で
す。これはふたたび通勤電車で。
この繰り返しが習慣として身につけば白然と力がついていきます。しかし、社会人の英語学習では、勉強法というよ
りも、学習時問をいかにつくり出すかという問題が大きいようです。確かに日々の生活に追われる中で学習時間をつ
くり出すのは至難の業ですが、留学を目指して英語学習を始める為には、より積極的に時間をつくり出す姿勢が不
可欠です。また、独学だとどうしても忙しさに流されがちです。そういう人には週1回だけでも留学専門の予備校に通
うというのもひとつの手段です。学習環境をつくり出すことで継続性が生まれます。学校にはライバルもいて刺激に
なりますし、疑問点などを解決する時問として利用するのもよいと思います。忙しい日々の中で学習習慣を身につけ
ることがTOEFL勉強法の第一歩です。
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TOEFLスコア比較表
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| CBT |
117
|
133
|
150
|
163
|
180
|
190
|
213
|
230
|
243
|
250
|
267
|
280
|
300
|
| ペーパー |
430
|
450
|
470
|
490
|
510
|
520
|
550
|
570
|
590
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600
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630
|
650
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677
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